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掃除機の未来

◆三菱電機がコンパクト掃除機「Be-K」シリーズの新製品を5月11日から発売する。

軽量でデザインにこだわったサイクロン式3機種と紙パック式3機種である。

三菱電機で掃除機など家事家電を作っているのは、業界オンリーワンを目指す三菱電機ホーム機器という会社である。

 

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この会社の製品には、面白いことが大好きな関西人には結構受けているものが多いのだそうだ。たとえば数年前に発売した売価約10万円の本炭釜の炊飯器は、美味しいプロの味を楽しめるご飯が炊けるとあって、関西で人気の火が付いたという。


ところでこの掃除機の新製品の面白いところは、どこなのだろう?

それはコンパクトで軽くて、デザイン性に優れているところのようだ。
シリーズ名のBe-Kとは<美、軽>の略である。


新製品では、コンパクトで軽く、そしてシャンパンゴールド、オレンジゴールドなど4色(サイクロン式)カラーリング ・・・といった特徴がある。

掃除は、掃除機本体を片手で持って部屋を動き回ることも少なくない。狭い部屋なら余計にそうしたスタイルが多くなる。


三菱電機のコンパクト掃除機「Be-K」シリーズの新製品は、まさにそれが出来るのである。

紙パック式は業界最軽量の2.5kg、紙パックを使わないサイクロン式は2.4kg。抱えるまではしなくても 、持って動き回ることができる。


これは主要なモーター部品をアルミ化したことでモーターを従来品の6割程度(サイクロン式)にまで軽くしているのが大きい。

 

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肝心の掃除能力はどうだろう。サイクロン式では遠心分離風路を採用して、吸込力持続率を従来比で約20%アップさせたという。紙パック方式では集じん容量を拡大したほか、従来の紙パックを長持ちさせるバイパス風路、紙パックの簡単着脱方式を従来品から継続させている。

掃除は面倒なのものである。掃除を自動化してくれたロボット掃除機は、その面倒さから開放してくれる。

 

家電業界が目指すべき究極の掃除機は、ロボット掃除機ではないかと思う。同社も研究しているそうだが、商品化の予定はないという。現状では他社と差別化できる商品を提供できそうにない、というのが理由である。まだ関西人の感覚を満足させるものができないのであろう。

 

他社と差別化できて、関西人がおもしろいというのは、どのようなものだろう。2足歩行型ロボット掃除機、もちろん4足型でもいいが、そんな商品が開発出来たら、大いに差別化できるのかもしれない。