新・デジタリアンの散歩道

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テレビと切り離せなくなるWebとの関係

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【写真】はテレビとWebの関係に付いて特集しているWOWOWのコミュニケーションマガジン。

◆今は廃校となっている舞鶴市内の小学校に入学したのは1960(昭和35)年であった。その年に一緒に1年生になったのはわずか13人だった。自宅から舞鶴湾の入江をぐるりと回るように歩いて通っていた。頭の中で考え出した物語を友だちのK君と話しながら、ゆっくりと帰るのが楽しみだった。

この年の9月からテレビのカラー本放送が始まっている。それに先駆けてカラー受像機は7月から発売された。価格は21インチが52万円、17インチが42万円前後だったという。本格普及は64年の東京オリンピックからだった。

ほとんど欠かさずに見ていたと思うテレビ映画「快傑ハリマオ」の放送が始まったのがこの年だったという。テレビがわが家にやって来たのは翌年だったし、その地域はまだNHKしか受信できなかったため、それを見たのは3年ほど後に丹後半島の山村に引っ越しをしてからだった。恐らく再放送だったのだろう。

快傑ハリマオは第1話から5話までは試験的にカラー制作された、日本初のカラーテレビ映画なのである。わが家のテレビがカラー化されたのは中学に入ってからなので、見ることは叶わなかった。

テレビの歩みととともに歳を重ねてきて、テレビも還暦を迎えている。
2020年には2回目の東京オリンピックで、テレビ放送はフルハイビジョンの4倍もの高画質という4Kテレビの本放送を始めるという。テレビはこの先、どのように変わっていくのだろうか。

Webとますます連動していくことは間違いない。携帯電話とパソコンが融合してスマートフォンが誕生したが、今度はテレビとパソコンがひとつになったスマートテレビ / スマートビジョンの出現である。
ホームサーバー化する家庭のテレビはタブレットとインターネットでつながり、情報 / 番組の取り出しはタブレットで場所を選ばすにできるようになる。

快傑ハリマオと前後して見た「月光仮面」「海底人8823(はやぶさ)」「恐怖のミイラ」「隠密剣士」「スーパージェッター」「エイトマン」など、テレビにくぎ付けになって見ていた番組も、どこにいても好きな時間にタブレットで見られるようになるだろう。