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シャープ  ロボット掃除機「COCOROBO(ココロボ)」〈RX―V200〉を発売 スマホで遠隔操作も

◆家事で唯一、自動化が遅れているのが掃除。それを可能にしたのがロボット掃除機だが、2013年11月14日、掃除機能に加え、家電コントローラーの内蔵による家電製品の遠隔操作やクラウド音声サービス対応などの機能をコンパクトサイズに搭載したロボット家電「COCOROBO」〈RX―V200〉を、12月5日から発売すると発表したシャープは、今年度、約45万台の市場規模を見込んでいる。

 

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 シャープは12年6月に初めてロボット家電(掃除機)「COCOROBO(ココロボ)」を発売した。以来、機能拡張などを重ねて、今回発表したRX―V200までに3機種を発売している。 この市場に参入して1年の今年6月時点では累計10万台を販売している。
 ロボット掃除機に求められるのは、掃除機本来の掃除機能の高さとともに、遊び心とエンタテイメント性である。

 シャープ第3弾のココロボRX―V200は、超音波センサーによって部屋の広さを検知して運転時間をコントロールするほか、ゴミの量と床の種類を検知することで自動で吸引パワーを制御するスマートお掃除機能を搭載した。

 これによって3LDK(約43畳=掃除可能な広さは約30畳)を「広範囲にきめ細かく掃除」(シャープ)することで、最長約100分で作業を完了させるとしている。

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 片付けと掃除機を使う時間をインターネットで調べてみると、30分から1時間程度といった回答が見られ、従来からかなりの時間が費やされていることがわかる。片付けをした状態という条件付きながら、それを1時間40分でやってくれるのは家事軽減につながることは間違いない。

 吸じん力は、本体前面2個の毛足の長いサイドブラシがゴミを集め、かき込み吸い込むといった仕組みで、じゅうたんにからまったペットの細かな毛も吸引出来るという。さらに排気風にのせてプラズマクラスターを放出し、クリーンな排気を実現している。

 前機種のRX-V100と比較して本体幅を約4センチ縮めた直径30.4センチのコンパクトサイズは、幅35センチまでの椅子の脚の間ならば走行して掃除できる。

見出しほスマートフォンで遠隔操作

 遠隔操作するための家電コントローラーを初めて本体に内蔵している。従来の機種では、別売の家電コントローラーを取り付けることによって可能にしていたスマートフォンなどからの遠隔操作が標準で装備された。音声での操作も可能。

 

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 遠隔操作は、自宅の家電製品の赤外線リモコン信号を登録すると、たとえば消し忘れたテレビの電源を外出先からスマートフォンなどの操作でON/OFFが可能。これにはスマートフォン向けアプリケーション「ココロボ~ド」が必要で、イラストを使ったわかりやすい画面で遠隔操作ができる。

 また人工知能「ココロエンジン」を搭載しており、生活情報などを音声で提供するクラウド音声サービスにも対応している。登録した地域の天気情報を知らせてくれる。「天気教えて」と問いかけると、「明日の天気は曇りのち雨だよ。お出掛けには傘を持っていった方がいいよ」などと答えてくれる。

COCOROBO」〈RX-V200〉の吸じん動作】

http://youtu.be/f8QDV9VPxmE