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大阪・日本橋にものづくりロード  来年1月には「ものづくりサミット」開催へ

◆大阪・日本橋の町づくりを進めている日本橋まちづくり振興会社などは、日本橋を電気の町からものづくりの町へとイメージを変えようと取り組んでいる。そのひとつが、ものづくりの専門店がたくさん集まった通りを「ものづくりロード」と名付けて、ものづくり町のメッカとして育てようといったプロジェクトを進めている。

 

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ものづくりロードを目指しているのは、日本橋のメイン通りである日本橋筋商店街堺筋)から一筋東側へ入った南北の筋をメインに、そこから東西に広がる通り一帯。
ここには電子部品の専門店やパソコン部品店、LED専門店など約20店舗のものづくり専門店が軒を並べている。いずれもここ数年のうちに自然に集まったもので、大阪府内のほかにも京阪神各地からも多くのものづりくファンたちが買い物にやって来ている。

 

日本橋では電子工作教室やロボット教室など、子どもから大人まで幅広い人たちを対象に、ものづくりの楽しさを教えている。そうしたことからそれに必要な部品や工具などを買い求めるユーザーも増えている。

 

町がものづくりロードと考えているエリアは、元々、人通りの少ない所だったが、そうした取り組みもあって、ものづくりが大好きな人たちが集まってきている。
大阪府内には東大阪市や八尾市といった、中小のものづくり企業がたくさん集まっている町があるほか、工業系大学も少なくない。計画では、そうしたところに所属するものづくりファンを、大阪にとどまらず関西一円からたくさん集めたいとしている。

 

ものづくりロードの誕生を広くアピールしようと、来年1月17、18の両日には、ここを会場に、関西のものづくりファンを集めるイベント「日本橋ものづくりサミット」を開く計画が進められている。
ものづくり関連の専門店が協賛して、期間中に売り出しを行うとともに、ブースを設けての楽しいイベントなども予定されているという。

 

これが実現するとすでにアニメファンやコスプレイヤーなどオタクユーザーに定着している日本橋ストリートフェスタとともに、日本橋を代表する一大イベントとして町への集客を増やすきっかけとなりそうだ。

 

日本橋には堺筋日本橋筋商店街)の西側に「オタロード」と呼ばれるアニメ、コスプレなどのファンを中心にたくさんの若者が集まる通りが賑わいを見せている。町では第二のオタロードを目指して、賑わいを二分させたいとしている。