読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新・デジタリアンの散歩道

デジタリアンが取材したデジタルなニュースをお届けしています。

近未来サウンドを体感できるEVスポーツカー  ローランドと京都大学発ベンチャーのGLMが開発

電気自動車(EV)の走行音は静かだ。音もなく走りだし、恐ろしささえ感じることもある。モーター駆動で高い静穏性が、それを可能にしたとされている。スポーツカーなどを愛好する人たちにとっては、エンジンから発せられる排気音がないのは少々物足りない、という気持ちも少なくはないようだ。


 ドライバーの不満を解消しようと、運転状況に合わせてさまざまに変化するEV向けのサウンド・システムを、電子楽器メーカーのローランド(静岡県浜松市、三木純一社長)と京都大学発EVベンチャーのGLM(京都市左京区吉田本町、小間裕康社長)が共同開発した。

f:id:sozaki:20150614164559j:plain

ローランドが提供するEV車載用サウンド・システム


 新開発のサウンド・システムはGLMが開発した国産初の量産EVスポーツカー「Tommykaira ZZ」のオプションとして採用され2015年秋にGLMから販売される。従来にはない近未来的な走行音が楽しめるようになる。


 システムはローランドのシンセサイザー技術を応用した。加速や減速、坂道におけるモーターへの負荷など、走行状況に応じて滑らでダイナミックに変化する走行音を、従来にはない近未来的なサウンドにすることができる。

f:id:sozaki:20150614164740j:plain

EV走行音のオプション搭載が可能なGLM の「Tommykaira ZZ」

 走行状況に応じて変化するサウンドは再生車載ネットワークから得られる。車速やアクセルの踏み込み量、動力系への負荷など車両の状況をリアルタイムで検知し、ローランドのデジタル・シンセサイザー音源「スーパー・ナチュラル」を使って近未来的でアクティブなサウンドを合成。車内のステレオ・スピーカーから大迫力で再生するという仕組み。

 音は数種類用意されており、ドライブシーンや運転者の好みによって選択できる。
ローランドが提供するEV車載用サウンド・システムの大きさは幅110×奥行き250×高さ62mm、重さは1.1Kg。