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新・デジタリアンの散歩道

デジタリアンが取材したデジタルなニュースをお届けしています。

パナソニック、1人ひとりの暑い寒いを見分けて最適空調ができるルームエアコン17機種  10月末から発売

パナソニック奈良女子大学と共同開発した人の暑い、寒いの感覚を見分ける「温冷感推定アルゴリズム」を用いた「温冷感センサー」を内蔵するルームエアコン・新XシリーズとWXシリーズの17機種を2015年10月末から発売する。同じ温度でも人によって違う感じ方に合わせた空調ができるようになり、快適さをより高めた。冷房時の気になる運転音は、14年に発売したXシリーズと比較して約5分の1に低減している。市場想定価格は24万円前後から42万円前後まで。

 

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暑い寒いを見分けて最適空調ができるルームエアコン

人が暑いとか寒いと感じる温冷感は、熱が人の身体から逃げる放熱量と相関関係があることに着目したパナソニック奈良女子大学は、収集した256人のデータをもとに、人こからの温冷感を推定する独自の計算方法(アルゴリズム)を見い出し、そ暑い、寒いの感覚を見分ける計測・判別する(センシング)技術を開発した。アルゴリズムは特許出願中である。

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パナソニック アプライアンス
白土清エアコンカンパニーエアコン事業部長


そのセンシング技術を採用したルームエアコンがXシリーズとWXシリーズ。搭載したサーモグラフィーで部屋の温度を検知。さらに身体の表面温度と周囲の温度によって、身体からの放熱量を測り、それの大小から暑い、寒いの感覚を判別する。温度差が大きいと寒いと感じ、エアコンからの温風を長く届け、少ないとちょうどいいと感じて短くすることで、それぞれが快適と感じる温度にする。

温度を検知できる人数は8人程度で、広さはエアコンから6.5メートルの範囲で、26畳分だという。この測定した温度差が4℃~5℃程度だと人はちょうどいいと感じ、8℃になると寒いと感じる。逆に3℃と少なくなると暑いと感じるようになる。

センシングした人によって違う暑さ、寒さの感覚に合わせてXシリーズとWXシリーズは、搭載されたビッグファン・ビッグフラップと左右の羽根(ルーバー)で、最適に感じる温風を最大15メートル、エアコンの真横にいても風が届けるふたつの気流技術が生かされている。

 

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温冷感を検知するセンサー

ビッグファン・ビッグフラップの制御では低速で安定したファン駆動と静かなフラップ駆動を可能にし、左右の羽根は風量に応じて最適な位置にもっていくことでエアコンから180°の位置にいても快適な風が得られるようになった。

Xシリーズ、WXシリーズともに冷暖房除湿タイプのインバータールームエアコン。新Xシリーズは単相100Vタイプが5機種、同200Vタイプが7機種、WXシリーズは同200Vタイプが5機種。
市場想定価格はXシリーズの100Vタイプが24万円前後から28万円前後、200Vタイプが26万円前後から37万円前後。WXシリーズは33万円前後から42万円前後。

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ルームエアコンの業界総需要予測

異常な暑さを記録した今年の夏。同社は7月末で出荷では前年を下回ったものの、据え付けベースでは前年を上回っている。単価も前年比105パーセント程度で推移しているという。