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三菱電機がLED照明を強化 大阪で施設用LED照明をソリューションと併せて披露

◆三菱電機関西支社は、LED照明の新ブランド 「MILIE(ミライエ)」を展開し、オフィス、工場・倉庫、店舗・商業施設の施設用3分野で2016年度には業界トップを目指しているが、2013年11月14、15の両日、大阪・福島の堂島リバーフォーラムで業務用空調と併せLED照明の内覧会「空調冷熱・照明EMSソリューション展」を開いた。

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 照明のLED化が加速する中、三菱電機はオフィス、工場・倉庫、店舗・商業施設といった施設分野を中心に向けて、16年度までに5000機種のLED照明をラインアップするとしている。会場ではそうした一端を担う新商品とともに、施設ごとの具体事例を示すなどして、顧客へのソリューション提案をしていた。

 ソリューション提案に主軸を置いた営業展開は、LED照明物件の受注獲得へ向けての主力とみており、展示会では来場者に向けて担当者が導入事例から導入効果はもちろん、商品特性などを詳しく説明していた。

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 製造業、倉庫、データセンターといった具体的な施設を模したコーナーには、実際の利用シーン通りに設置されて使用時のイメージや効果を確認できる仕組み。
 倉庫シーンの展示コーナーでは天井にLED高天井用シーリング照明が取り付けてあった。HIDランプ700W相当から2500W相当までの4つの明るさを見せて、最大約67%の省エネであることを強調していた。

 担当者によると「6万時間という耐用時間はコストの高いメンテナンスを削減してくれます。オプションで調光も可能なほか、マイナス60℃など低温用空間に向けたシリーズも用意。非常時には100V対応も可能」と、あらゆる高天井シーンを想定した高い商品力が認められ、計画以上の出荷が続いているという。

 

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 商店街や工場敷地内の照明に多く使われ始めているHID形LEDランプシステムや
オフィス用など向け直管タイプのベースタイプの器具一体型LED照明を提案。LEDランプシステムは、今、全国の商店街からの引き合いがたくさん寄せられているというほどの注目商品。

 

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 LED照明とともに提案されていたのが無線LANユニットを内蔵しスマートフォンからでも操作できる調光コントローラー「MILCOS」。これは10月に発売したばかりの商品。たとえば1台で2回路(LED照明器具合計72台まで)の調光制御ができるという。

 会場にはまた、こうした施設向けLED照明のすべてを搭載し、全国の取引先などを巡回しているデモトラックも横付けされてアピールしていた。

 

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 また参考出品ながら面発光を特徴とするOLED有機エレクトロルミネッセンス有機EL)を使ったベッドライトも提案していた。点発光のLED照明も併せ持ったハイブリッド照明で、ベッドでの使い勝手を考慮したという。


[三菱電機照明]
http://www.mitsubishielectric.co.jp/group/mlf/
[三菱電機]
http://www.mitsubishielectric.co.jp/