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ソニービジネスソリューション、天然芝生長促進用LEDシステムをセキシン電機と共同開発  鹿島アントラーズが採用

◆サッカーグラウンドの天然芝の生長促進にLEDが一役買うことになった。

ソニービジネスソリューション(東京都港区、宮島和雄社長)が、天然芝を生長促進させるLEDシステム「BRIGHTURF(ブライターフ)」をセキシン電機(東京都目黒区、東野真社長)と共同で開発、商品化に成功した。鹿島アントラーズ・エフ・シーがこれを採用し、2016年度シーズンから茨城県立カシマサッカースタジアムで稼働する。

 運動用地に植える芝であるスポーツターフを育成させるソリューションビジネスとして、同社ではこれを皮切りに全国のスタジアムへの導入を働きかけていく。

 

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 スタジアム施設では日照が不足するため、天然芝の発芽や生長は時期が限られている。それを解決させるため同社は鹿島アントラーズ・エフ・シー、セキシン電機、信州大学とともに、12年にターフ・ファクトリー・プロジェクトを発足させ、LED照明装置による生長適温が異なる芝のタイプ別に芝の育成を進めてきた。
 このシステムを芝の上に設置し、一定時間LEDの光を当てることで、光合成に必要な波長の光が効率的に照射され、芝の生長を促進する効果が得られる。

 

 「BRIGHTURF(ブライターフ)」には、植物の光合成に最適な赤色(波長660nm)・青色(波長450nm)LED素子を搭載し、芝の生長促進を低消費電力で実現。さらに、赤青の独立調光、タイマー機能により、様々な芝種に対応した照射条件の最適化が可能。

 またシステムは軽量アルミ合金フレームに伸縮機能を備えたコンパクトな筐体形状で、運搬・収納が可能。さらには芝面に損傷を与えないように接地圧を分散するタイヤ構造と、屋外使用に耐え得る防塵防水機能を装備している。
 LED光源には昭和電工製の植物育成用LEDチップを採用している。

 製品はセキシン電機が製造し、ソニービジネスソリューションがスタジアム環境に応じた運転パターンの診断・コンサルティングを含めて月額サービスで提供する。



ソニービジネスソリューションの「スタジアム・大型施設」ソリューション]

http://www.sonybsc.com/sbsc/solution/large_facilities.html