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日本人はネット通販が大好き! GfKジャパン調べ

◆インターネットで購入されやすい商品やサービスは何だろう-。民間調査会社のGfKジャパン(東京都中野区)が、そんな調査結果をまとめている。それによると過去半年でインターネットでの購入経験が最も多かった製品・サービスは玩具で次いで家電であった。日本の玩具やDIY関連製品のインターネットでの購入経験は世界ランキングでは3番目。国内ではインターネット購入があまり多くない加工食品やパッケージ入り飲料も5番目と、他国と比較すると意外に高いことがわかった。日本人はインターネットで購入するのが好きな国民ということになりそうだ。


 世界25カ国でカテゴリー別にインターネットでの購入がの程度浸透しているのかについて尋ねている。そこから日本と他国との比較ランキングを出した。これはGfKが25カ国2万5000人に対して毎年実施しているグローバル調査である。

 日本では、過去半年間にインターネットで購入したことがある割合が最も高かったカテゴリーは玩具で56%を占めた。インターネット通販は、商品の検索が容易で品揃えも豊富なのが特徴だ。店に出向く手間が省け、子供へのプレゼントへの場合気づかれずに購入できるメリットもある。こうしたことからGfKでは「玩具はインターネットショッピングと相性が良いカテゴリーであると言える」としている。さらに世界ランキングでは25カ国中3位という順位で、かなり高い位置を占めていることが分かる。


 玩具に次いで購入経験が高かったカテゴリーはテレビ、パソコンなどの家電品で54%であった。さらには洋服・ファッション関連製品、旅行・レジャー&娯楽、DIY関連製品が52%、美容・パーソナルケア製品が51%で続いている。

 

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日本のインターネットからの購入経験 (過去半年)とグローバル順位

 

 カテゴリー別における日本の割合はグローバルでみても高水準で玩具とDIY関連製品は調査国中3位だし、洋服・ファッション関連製品と美容・パーソナルケア製品は5位になっている。
 ただ旅行・レジャー&娯楽は13位で、やや後退している。

 日用品の代表格である加工食品やパッケージ入り飲料は、国内では過去半年間のインターネットでの購入経験は39%であった。ところが調査した25カ国の順位では5位で、世界的にみると、日本人はインターネットで買っていることがわかる。

 

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加工食品やパッケージ入り飲料のインターネットからの購入経験(過去6カ月)

 

 加工食品やパッケージ入り飲料でトップ3のインド、中国、韓国は、ほかの多くのカテゴリーでも上位にランクインされており、商品やサービスの購入におけるインターネットの利用が非常に進んでいることが明確に表れている。
 たとえば韓国では過去半年間で家電をネットで購入したことがある人は73%にもなり、日本より約20ポイント高い。